40代会員W様日記 black lives matter


52回目の日記です。

大阪なおみが全米オープンで優勝しました。
彼女は国籍は日本としながらも育ったのはアメリカ、生活圏もアメリカなのでちょっとした違和感が日米の人々にあるのは事実です。
今回の抗議として人種問題を持ち込みプレーしたことは私はいいと思っていません。単純なスポーツの大会に社会問題はなじまないからです。
ただ、立派だ、よくやったという声が多いような気がします。また、反捕鯨運動と同じで免罪符を手に入れ、あたかも良いことのように報じるメディアが多いことに驚ろかせられました。
日本でこの運動をやっている人、自分はかっこいいと思っているのでしょう。日本でデモをしている人、誰に対してのデモでしょうか?なぜ、日本でやるのでしょうか?
ことの発端は、今回は偽札を使おうとした黒人。彼は英雄なのか?なぜ、黒人の犯罪率が高いのを問題としないのか?
警察による黒人への排除。これはアメリカ社会の闇の部分。帝国主義のつけであって、私たちは少なくとも関わり合いがありません。その国の行政の問題だと思います。
日本で外国人が差別されると言われても制度上の区別はあるものの、経済的、社会的差別というものは存在しません。ロシア人で初めて日本人弁護士になった女性が言っていました。
私たちが外国人を見るときただ単に珍しいという理由のみであり、軽視の対象とか思わないですね。

ドイツ人の友人の実家のそばにロシア人居住区があります。黒い森という名の地名は聞いたことがある人も多いと思います。
ドイツ人女性はその場所を嫌がっていました。危ないというのが理由ですが、ドイツは第二次大戦で占領された身。その名残でしょう。
同じ白人という人種間であり、この問題には私たちが入り込むすきは無いように思います。
西ヨーロッパは大なり小なり歴史のつけを払っていかなければなりません。

このblack lives matterは、いい日本語訳が見つかりません。そもそも人種問題は日本になじまないからです。

決勝戦の相手はベラルーシ人。東ヨーロッパ人はこの運動をどう見ていたのか、気になります。
以前、ウラジオストクに行ったとき、黒人を見たことがありますか?と聞かれました。ただ単に彼女にとっては興味の話です。
悪意のかけらもありません。ウクライナ、ロシアとも人種、文化などは寛大なほうだと思います。
それは前出したニシヨーロッパ風帝国主義、植民地支配がなかったからです。最近、耳にした言葉に地政学という言葉があります。
どんな国にもその場所によって受けられる影響はこの縛りを抜け出せないそうです。
ソ連は大洋がないのでおのずと周辺国に影響を及ぼすだけでした。ですので日本と同様人種問題を気にしません。

ロシア人が来日したときに感じる快さは、緊張感の無さが多いと聞きました。
私もロシアに行ったときに、感じるであろう蔑視の目は全くありませんでした。

忍者で知られるショー・コスギは自著の中で白人女性とのキスシーンは反発が多いためカットされたとか記憶があります。
アメリカならではだな、と思いました。

少なくとも旧ソ連圏女性とはこんなやっかいな問題には関わらなくて済みそうです。

by WADA

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