Harmony入会のきっかけ編(家族との別れ18)


前回からの続き

ここからまた一人になり、来た道を戻るわけだが、まだ幾分の緊張感がある、私の拙い英語もそうだが、英語自体が通じない場合も有る。その緊張感の為に寂しさはそれ程感じなかった。

モスクワの空港で一晩夜を明かし日本行きの飛行機に乗る、「このまま11時間のフライトを乗り切れば日本へ着く」こう思った瞬間に緊張感が解けた。

その時に感じたのは、どっと湧き出る寂しさ、普通ならば家に帰る事は、家族の待つ家、家族にどんどん近づく嬉しさ、しかし私は逆、家族の居ない家に帰る、しかも家族からはどんどん離れていく。

ただ幾分の救いが有ったのは、帰りの飛行機ではお酒が飲める。これで気を紛らわす事ができる。11時間飲み続けているわけでは無いが、眠る事は出来なかったので、ほとんどの時間ほろ酔い状態であった。

何とか誰もいない家にたどり着いた。まだほろ酔い状態で、服を脱いだらそのままダウン。

そして、いつもの生活に戻らなければならないわけだが、ふとした瞬間に、とてもとても寂しい。

休みの日はどうしても家には居られない、家族の為に買った一軒家に一人でいる事がつらかった。 だから、いつも自転車に乗って海まで走る、これが心地よい。どんなに寒くても厚着をして自転車に乗る、車もあるが自転車の方が遥かに心地よい、「運動は抗うつ薬と似た作用がある、そして薬による副作用も無い」と聞いたことが有るが、無意識のうちに自然と運動をしたくなるのであろう。

特に海に出ると広々としていて、爽快な気分になる、天気のいい日は全てを忘れられる。

もしも、この活動日記を読んでいる方で、寂しい状態にある場合は是非試してみてください、つらい時期を乗り越える事ができると思います。

次回へ続く。

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