Harmony入会のきっかけ編(家族との別れ2)


前回からの続き

そして、九月ごろまでロシアに居る予定になりました。その間いろいろな物を送りました。
子供への誕生日プレゼントや家族のデジタルフォトフレームなど、これは当時彼らには珍しく大変喜んでもらえました、そして生活費も、 私は金持ちではないのであちらの平均収入位しか渡せませんが納得してもらえました。
もちろん、電話も欠かさず、寂しいからまだ話せない子供の声だけでも聴かせてもらいました。

そして、帰る予定の頃に妻から電話が有り、「ロシアで一緒に暮らしてください」というのです。
これは無理だと思いました、日本で家族の為に、家も購入したばかりです、ロシアではあちらの家族と同居、仕事もない、言葉も分からない、当然ロシア移住は、無理だと説明し日本に帰るように説得しました、その時は、彼女も納得し日本に帰る事になりましたが。

その後あちらの家族に説得されたようで、「もう日本には帰らない」と妻が言い出しました。

私は信じられませんでした。
妻とは喧嘩も多かったとは思いますが、可愛い子供も二人産まれて、幸せな家族を作ったと思っていました。
よく家族で一緒にショッピングモールや大きな公園など会社が休みの週末などはいつも出かけました、私も妻も家の中にいるよりも、どこかに出かける事のほうが好きだったのです、お金持ちではないから、何かを買うわけではありません、それでも、にぎやかな所や綺麗な公園などに行く事が楽しかったのです。
子供もおもちゃは買わなくても遊ぶことができます。
そして、ディズニーランドも好きでした、これはお金が掛かりますが、この時だけは奮発しました。

今までの幸せな生活がすべて終わってしまう。

私は何とか失わずに取り戻そうとしました。

次回へ続く。

関連記事

ページ上部へ戻る
close next picture next picture
Original Picture...